IE7
IR情報
IR情報

株主・投資家の皆様へ






株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼を申し上げます。私、山田拓郎は本年5月30日付けで当社代表取締役社長に就任いたしました。
当社は素材としての炭素繊維を熟知し、その複合材料としてのCFRP(炭素繊維複合材料・カーボンコンポジット)の設計及び生産技術には絶対の自信を持っております。今後も主力であるゴルフシャフト事業でさらなる品質向上に努めるとともに、当社の強みを活かした新たな分野への参入に向けて開発力を磨き、お客様に喜ばれるモノづくりに全力で取り組んでまいります。なにとぞよろしくお願いいたします。
さて、国内ゴルフ業界におきましては、個人の消費マインドの冷え込み等から用品の買い控えが続き、業界全体の厳しい状況が継続しております。こうした中、当社は自社ブランドシャフト「Tour AD」の販売拡大に取り組みました。2016年モデル「GP」シリーズは商品コンセプトや性能に対して国内外で高い評価をいただきましたが、国内市場においては各クラブメーカーの在庫調整の影響が大きく、リピートオーダーは予想を下回る結果となりました。海外市場においては韓国で販売を伸ばすことができましたが、国内市場での落ち込みが大きかったことから、当上期の業績は厳しい結果となりました。
ただ、国内クラブメーカーが良質なモノを訴求する政策に転換した効果が少しずつ表れてきており、これまで停滞していた市場に動きが見られるようになって来ました。また、アジア市場ではこれまでの拡販活動が実を結びつつあり、徐々に売上が伸びて来ております。市場のニーズを見極めながら、下期の業績回復に向けて全力で取り組んでまいります。




これまで当社は、クラブメーカー中心の営業活動を行ってまいりましたが、当上期は社長就任のご挨拶も兼ねて、アプローチが手薄だったゴルフ工房にも積極的に足を運びました。ゴルフ工房は量販店に比べて当然ながら1店舗当たりの売上が限られますが、工房のクラフトマンは顧客に対して強い影響力を持っておられます。クラフトマンの方々にもう一度「TourAD」ファンになっていただき、当社製品の良さをゴルファーに伝えていただくことが販売拡大につながると考えております。クラフトマンのFacebookなどSNSを通じた情報発信にも期待できます。また、昨今工房オリジナルのゴルフクラブも注目されており、シャフト選びの大切さが再認識され始めています。今後も、時代に合った営業活動に積極的に取り組んでまいります。
一方、アジア市場では順調に売上を伸ばしました。特に韓国での「Tour AD」の知名度は高く、業績に貢献しました。また、台湾、タイ、シンガポールではゴルフが徐々にメジャースポーツになりつつあり、ツアーも盛んになっています。プロが使う用品にも注目されるようになっていることから、日本からも定期的に現地を訪問し、代理店スタッフとツアーに帯同してプロに積極的に当社製品の試用を勧める営業活動を行っております。さらに、ポップなカラーリングとデザインのアイアン用シャフトを投入するなど、現地の嗜好を踏まえた商品を投入し、販売機会を着実に増やしていきます。アジア市場は、今後も成長が大いに期待されますので「Tour AD」ブランドの浸透に努めてまいります。




自社ブランド「Tour AD」の旧ロゴマークは約10年間使用し、おかげさまで多くのゴルファーにブランド認知が広がりました。今年5月に新体制を発足したタイミングに合わせてブランドのイメージアップを図るため、より若々しくて力強いデザインに一新いたしました。
2017年モデル「TP」シリーズのカラーリングにつきましては、クラブメーカーのニーズを踏まえ、さまざまなカラーのクラブヘッドとマッチングしやすいように、あえて主張しないシルバーを採用しました。商品コンセプトや性能につきましては、多くのツアープロに高い評価をいただいています。今後の売上に手応えを感じております。







当社ゴルフシャフトの材料である炭素繊維は鉄に比べて強度が約10倍、重さが約1/4で、耐久性に優れるなどの特性を備えています。CFRPには金属にない設計の自由度があり、無限と言えるほどの大きな可能性を秘めています。今後さまざまなモノがCFRP化されて行くことが予想されます。当社は今年2月末をもってサイクル事業を休止いたしましたが、サイクルフレーム開発で得た技術とゴルフシャフトで蓄積して来た技術を融合させるため、今年3月にコンポジット企画販売課を発足させ、引き続きゴルフシャフト以外の分野で、高度な要求性能に応えるモノづくりにチャレンジしてまいります。
当社が培ってきたCFRP設計加工技術は、お客様の要望に応え、さまざまな製品の機能を飛躍的に向上させるポテンシャルを持っております。当社はこれまでスポーツ車両用オプションパーツ、ステーショナリー(文房具)パーツ、産業用ロボット等を開発し、お客様に採用していただいてまいりました。今年に入ってからは、産業用ドローン(無人航空機)の機体向けに部品供給が始まり、徐々に業績貢献していくものと考えております。また、ビジネスショーへの出展をはじめ、さまざまな機会や手段を通じて情報発信に努め、ビジネスの拡大に取り組んでまいります。




ゴルフシャフト事業の営業スタイルは、これまで通り変えません。商品が売れる可能性のあるところにアプローチして地道に売上をつくることは、モノを売る基本だと思います。その一つが、先ほど触れたゴルフ工房です。クラフトマンが1対1で接客してシャフト、ヘッドを推奨するビジネススタイルは魅力的です。クラフトマンに対して、当社の製品の良さを丁寧にアピールしてまいりたいと思います。また、2017年モデル「TP」シリーズは今年10月から販売を開始し、クラブメーカーから順調にカスタムオーダーをいただいております。厳しい市場環境は当面続くものと思われますが、市場に薄日が差してきており、業績回復に全力で取り組んでまいります。
当社では常に企業価値の向上に努め、株主様のご期待に応えてまいりたいと考えております。株主の皆様におかれましては、なにとぞこれまでと変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 山田 拓郎


グラファイトデザイン・ウェブ:このページのトップへ