IE7
IR情報
IR情報

株主・投資家の皆様へ






株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼を申し上げます。
当期における国内ゴルフ市場におきましては消費者の買い控えが続いており、依然厳しい水準で推移しております。このような中、各クラブメーカーは一昨年より在庫調整を行いながら確実に販売できる数量を生産する方針を継続しました。この効果から徐々に在庫調整が進み、需要に基づくオーダーが増え、市場の一部に明るい兆しが見えてまいりました。こうした中、当社は自社ブランドシャフト「Tour AD」の販売拡大に取り組みました。国内市場におきましては、2017年モデル「TP」シリーズが前モデルを上回る滑り出しを見せ、リピートオーダーも好調でした。アメリカ市場におきましてはトップメーカーからのOEM受注が低調だったものの、ユーザーのオーダーで組み立てるアフターマーケット向けにおいて売上を大きく伸ばしました。アジア市場におきましては、韓国、台湾で好調を維持し、東南アジア各国で販売が拡大いたしました。
これらの結果、2017年2月期における業績は、売上高が2,946百万円(対前期比6%増)、経常利益が362百万円と7倍になりました。大幅な増益となった要因としては、販管費の削減、自社ブランドシャフトの予想を超える販売に加え、製造工程の見直し等が貢献しております。厳しい事業環境が続く中、社員がコスト意識を持ち、効率よく作業する方法を工夫したことで利益を伸ばすことができました。




2016年10月の「TP」シリーズの販売開始に合わせて、ツアープロに新製品を精力的にアピールいたしました。シャフトの性能に対しては高い評価をいただき、シーズン中にもかかわらずシャフトを変えるプロが相次ぎました。また、各地で試打会を数多く開催したほか、ゴルフ雑誌社主催の試打イベントに出展。参加した多くのアマチュアゴルファーに「TP」シリーズのメリットをアピールし、知名度の向上に努めました。これらの取り組みが功を奏して、これまでのところ「TP」シリーズは販売店で一時欠品が発生するほど売上が順調です。くわえて、当社ウェブサイトの中にツアープロが「Tour AD」の魅力を紹介する動画コンテンツを充実させました。その効果もあり、当社ウェブサイトのページビューが増えております。






日本市場に次いで売上が大きいアメリカ市場ではこれまで価格が重視されてきましたが、現地で開催されたゴルフイベントでは来場者の多くに改めてMade In Japanの用品が注目されています。その背景には弾道やスイングの測定器が普及し、日本の高性能なゴルフクラブがスイングを改善するという認識が広がったものと思われます。一貫して中・上級者の方にも満足いただける高品質なゴルフシャフトをつくり続けてきた当社にとって、有利な状況が生まれつつあります。「TP」シリーズに対するアメリカ市場での評価も高いことから、代理店と連携しながらツアープロの使用率を高めるよう営業活動を強化してまいります。一方、アジア市場においては韓国や台湾ではシャフトを選ぶゴルフ文化が定着し、安定した売上を継続しています。タイ、インドネシア、ベトナムなどでは富裕層を中心にゴルフ人口が増え、「Tour AD」ブランドも徐々に浸透しております。これまでの地道な営業活動によって醸成された高品質イメージをしっかり育てていくため、価格や専用モデルの投入等についても慎重に判断して設定しています。また、すでに投入したアジア専用カラーのモデルも好調です。今後も代理店と協力しながら、販売機会を増やしたいと考えております。




当社の強みは、炭素繊維の複合材料であるCFRP(炭素繊維複合材料・カーボンコンポジット)を設計・生産する高度な技術力とノウハウにあります。単なる軽量・高剛性の製品とは一線を画す、ゴルフシャフト製造で培った積層技術を駆使してユーザーの微妙なフィーリングに適応させる製品を開発することが可能です。これまでさまざまな異業種企業とタイアップし、スポーツ車両用オプションパーツ、ステーショナリー(文房具)パーツ、産業用ロボット向けパーツ、産業用ドローン機体向けパーツなどの付加価値の高い製品を開発し、採用されるケースが増えています。これからもさまざまなビジネスショーに出展することで高度なニーズを有する企業と出合い、成長の可能性を追求してまいります。




当社はゴルフシャフト事業が根幹であり、その業績いかんで数字が大きく変わります。2017年2月期は「TP」シリーズが市場から高い評価をいただき、業績に貢献しました。2018年モデルにおいても予想を上回ることができるように1本でも多く売るため地道な営業活動を継続してまいります。併せて、コスト削減に努めてまいります。また、昨年5月の社長就任以来、ゴルフ工房への訪問に取り組んでおりますが、クラフトマンの方々からのユーザーニーズに関する情報は自分たちの発想にない商品開発のヒントになっております。2017年4月に発売した新コンセプトのシャフト「秩父」並びにフェアウェイウッド専用シャフトもその1つです。今後も確実にユーザーが存在するユニークなゴルフシャフトを開発し、ロングセラー を目指してまいります。
今後も社員一丸となって商品開発と営業活動に努めてまいります。株主の皆様におかれましては、何とぞこれまでと変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 山田 拓郎


グラファイトデザイン・ウェブ:このページのトップへ