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株主・投資家の皆様へ






株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼を申し上げます。
当期における国内外のゴルフ市場はゴルフ人口の減少や大手メーカーの撤退が続くなど、依然として厳しい状況にありましたが、2017年のゴルフ用品販売は一部国内・海外メーカーの新商品のヒットもあり、ゴルフ量販店における購買動向の活性化が見られ、明るい兆しも見えております。こうした中、当社は自社ブランドシャフト「TOUR AD」の販売拡大に取り組み、プレー回数が多くギアに関心が高いプレーヤーの皆様からのご支持をいただきました。国内市場におきましては、2018年モデル「IZ」シリーズが好調な立ち上がりを見せました。アメリカ市場におきましては、プロツアーへの積極的なアプローチによる波及効果や、ユーザーのオーダーで組み立てるアフターマーケットの拡大により、売上は順調に推移いたしました。アジア市場につきましては、主力となる東アジアでの売上が低迷したため当期は低調となりました。この市場は外的要因等の影響を多分に受けるため、単年毎では大きく上下することもありますが、長期的には着実に成長する市場と考えております。
これらの結果、2018年2月期における業績は、売上高が2,921百万円(対前期比0.8%減)、経常利益が400百万円(同10.4%増)となりました。自社ブランドシャフトの販売が好調に推移したことに加え、社員がコスト意識を持って製造効率を高める取り組みを前期に引き続き行ったことで利益を確保することができました。




2017年モデル「TP」シリーズは好評を博したものの、一部の女子プロから「シャフトの硬さ」を指摘する声があり、2018年モデル「IZ」シリーズは手元にしなりが感じられ高い打ち出しを可能にしました。その結果、「IZ」シリーズはヒットした「TP」シリーズに迫る好調な立ち上がりを見せました。引き続き販売拡大に努めてまいります。シニアやレディース向けに、超軽量ながら振りやすいシャフトとして昨年リリースした新ブランドの「秩父」は、発売直後には品薄になるほどの人気を博し、その後も一定数量を持続的に売り上げるなど、国内はもとよりアジア市場においても好評が継続しています。今後の「秩父」につきましては、この4月にフェアウェイウッド用シャフトをリリースするなど、ラインアップを拡充してまいります。ゴルフシャフト事業は、主力ブランドの「TOUR AD」に加え、このようなプレミアムブランドを成長させることで、力強く事業を推進してまいります。




当社は、炭素繊維と樹脂の複合材料であるCFRP(カーボンコンポジット)を設計・生産する高度な技術とノウハウを蓄積してまいりました。このゴルフシャフトの製造で培ってきた積層技術を活かし、さまざまな異業種企業とタイアップしてCFRPを用いたパーツや製品を開発・供給しています。
CFRPの実用化はゴルフクラブのシャフトや釣り竿などのスポーツ・レジャー用途から始まり、軽さや強度がより高いレベルで求められる航空機や自動車をはじめ、産業の幅広い分野に用途が拡大してきました。そのため、最近ではCFRPの軽量・高剛性という特性は広く認知されるようになりましたが、CFRP実用化の創成期から携わってきた当社は単なる軽量・高剛性化といったレベルにとどまらず、特定部位の強度や剛性を変えるなど、製品の付加価値向上につながる高度なモノづくりを可能にしています。
当社はこのCFRPを用いたパーツや製品を開発・供給する産業用途事業をグラファイトデザインにおけるもう一つの事業の柱にするべく、幅広い業種の企業と連携してCFRPの可能性を追求しています。




当社の主力事業であるゴルフシャフト事業におきましては、これまで国内外で行ってまいりました施策をさらに力強く推し進めてまいります。プロツアーへのアプローチでは、男子プロの高い使用率の維持に引き続き努めていくとともに、女子プロの使用率向上にもスタッフを増やして注力しております。「IZ」におきましては1本でも多く売るための地道な営業活動を継続してまいります。「秩父」はラインアップをさらに充実させながらブランドの浸透と定着を図ってまいります。ゴルフシャフト事業は、この「TOUR AD」とプレミアムシリーズの2ブランドを両輪にして、さらなる収益の向上に努めてまいります。
産業用途事業におきましては、当事業への取り組みを始めて5年ほどになりますが、最近では異業種の企業から開発や製造に関する問い合わせをいただいています。開発・供給したパーツや製品の種類も着実に増えておりますので、産業用途事業の今後の展開にご期待ください。
当社はこの8月に創業30周年を迎えます。秩父のこの地でシャフト事業のみで事業を成長させてまいりました。ゴルフシャフトを突き詰めていくという考えは今後も変わりませんが、これからの30年を考え、新たな企業理念と経営理念を設定しました。そこにはゴルフシャフトからカーボンという素材の部分まで可能性を広く追求して事業を推進するグラファイトデザインのビジョンを込めております。
今後も付加価値の高い"もの創り"と新たに生み出す商品を使っていただくための営業活動に社員一丸となって努めてまいります。株主の皆様におかれましては、なにとぞこれまでと変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 山田 拓郎


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