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株主・投資家の皆様へ






株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼を申し上げます。
当社は2018年8月に創立30周年を迎えました。ゴルフシャフト事業のみで30年間事業を継続できたことは、お客様をはじめ、株主の皆様など、多くの方々のご支援の賜物と心より感謝しております。これからもゴルフシャフト事業を力強く前進させてまいります。
2019年2月期上期におけるゴルフ用品市場はゴルフ人口の減少など、厳しい状況が続いているものの、景況感の持ち直しから個人の消費マインドが若干回復し、一部メーカーの新商品がヒットするなど、明るい兆しも見えております。こうした中、当社は自社ブランドシャフト「TOUR AD」の販売拡大に注力してまいりました。
これらの結果、2019年2月期上期における業績は、売上高が1,400百万円(対前年同期比5.6%増)、経常利益が105百万円(同14.4%減)となりました。各メーカーからのOEMシャフトは堅調に推移したものの、利益への貢献が大きい自社ブランドのカスタムシャフトのオーダーが予想を下回り、減益となりました。



2018年モデルの「IZ」シリーズは、好調な立ち上がりを見せましたが、その後のオーダーが伸び悩んだため、当上期は営業活動を精力的に行い、春先以降の売上回復に努めました。当社は常に「ヘッド性能を最大限に引き出せるシャフト」づくりを行ってきましたが、2019年モデル「VR」シリーズは、かなり高い次元でこの課題を実現できたシャフトであると自負しております。以前は各メーカーのクラブヘッドの傾向が異なっていましたが、最近は各社とも「低スピンで、飛距離を出す」傾向になっており、シャフトの特性をより絞り込みやすくなったという背景もあります。プロ使用率の高い「PT」シリーズ、「TP」シリーズの特徴を踏襲し、さらに進化させた「VR」シリーズはプロからの評価も高く、「くせがなく振り易い」「曲がらない」「楽に打てる」といった感想をいただいています。新製品がどうしても注目されてしまいますが、「TOUR AD」各シリーズはいまだに継続的にご購入いただいております。軽量プレミアムシャフトの「秩父」も口コミで継続的に数字を積み重ねており、ラインアップを充実させるべくユーティリティーとアイアンを開発しております。



アメリカ市場では2018年モデル「IZ」シリーズのツアーにおけるプロ使用率が大幅に伸びており、使用している選手にはランキング上位の選手も多く、テレビなどでの露出が増えました。それに伴って売上も順調に伸びており、この流れを加速させるべくアメリカ市場に注力してまいります。また、アメリカ市場では「TOUR AD」の古いモデルに根強い人気があり、いまだに安定した数量を出荷しています。プロの使用率においても約10年前のモデルであるオレンジ色の「DI」シリーズが当社製品の中で一番人気です。今回、「IZ」シリーズのプロ使用率が急速に伸びていることから、現地のツアー担当者は、近い将来、「IZ」が「DI」を超えるのではないかと期待しております。
アジア市場につきましては、長期的には着実に成長する市場であると考えておりますので、引き続き注力してまいります。



当社は、営業部、開発部、生産技術部に専任の部署やチームを設けて、ゴルフシャフトの製造で培ってきた積層技術を活かし、炭素繊維の複合材料であるCFRP(カーボンコンポジット)を設計・生産する技術とノウハウを蓄積してまいりました。現在、さまざまな異業種企業とタイアップしてCFRPを用いたパーツや製品を開発・供給しています。
この産業用途事業をグラファイトデザインにおけるもう一つの事業の柱にするべく、CFRPの可能性を追求しています。




当社が最も注力しているのは、クラブメーカーによる「TOUR AD」のカスタム採用です。下期は2019年モデル「VR」シリーズの追加オーダー獲得と、2018年モデル「IZ」シリーズのフォローアップに注力し、1本でも多く販売するための地道な営業活動を継続してまいります。また、プロツアーへのアプローチは、国内外を問わず使用率の維持と向上に引き続き努めてまいります。
産業用途事業におきましては、カーボン加工技術の向上やカーボンの可能性の追求、事業化のシミュレーションなどを行いながら、当社が進むべき付加価値の高い分野への絞り込みを進めてまいります。
当社は30年間、この秩父でゴルフシャフト事業のみで成長してまいりました。今後も付加価値の高い"もの創り"と新たに生み出す商品を使っていただくための営業活動に社員一丸となって努めてまいります。株主の皆様におかれましては、なにとぞこれまでと変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 山田 拓郎


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